staff blog
2015.02.20(金)

劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』レコーディング(訂正あり)

こんにちは、スタッフHikariです。

先日、4/18(土)に公開される、
劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』のレコーディングがありました。





画を見ながらの、緊張感ある録音でした。








スタッフの皆さんから「住友大先生」と呼ばれて照れる住友。
昨年の12月に台本を読んでから曲書きに入り、
1日に2〜5曲のペースで作曲しました。

映画の場合、基本一話完結なのでM1から時系列で書いて行きます。
ストーリーの進行と共に楽曲が仕上がっていく感じで、
今回で言うとM2.フリーザのテーマがそうでした。
M2の不穏な曲はバリエーションが5曲くらいあります。
そういう曲こそ順を追って始めから書いていかないといけない、と住友はいいます。
最初にかっこいい曲が書けたら、あとは足し算していくという作業。
頂点が最後にいくようにするということ。

そして、思い入れがあり、住友本来の作風に合う作品(例えば『アンフェア』etc.。)は、
悩まずすらすら書けるといいます。
住友もドラゴンボールの一視聴者で、大好きな作品です。
もちろん私も。
『ドラゴンボール改』から関わっているということもあり、
スタッフ陣の中でも住友が一番長いキャリアだったので、
監督や音効さんとはやりとりしましたが、全て任せてくださいました。
素晴らしいチームワークで、何のストレスもなく仕事が出来たようです。

しかし今回は作曲する際、映像がまだ未完成で、
台本だけを読んで進めなくてはいけませんでした。

監督自ら描かれた絵コンテ!


IMGP6671.jpg


この映画のどこに新鮮みを置くか…
今回はフリーザが復活するということにテーマを置きました。
それに成功した、と住友は話します。
フリーザが蘇り、仕返しをし、さらに強くなっていく姿を音楽で表現しました。
画を見ながら曲をつけて、それが完成したとき、
一番最初に聴けるのが住友本人。
こんなに幸せなことはない、とも。

新しい画が送られてきて、ストップウォッチで時間をはかって行き、
曲のタイミングを合わせます。
そこで四分の四を四分の三にしたり、テンポをかえたり、
転調する場所を変えたりなどの修正をします。
それが録音3日前の仕事。
徳島ミュージシャンズフェス(2/22)の仕事と同時進行で、
かなりタイトなスケジュールでした。

宮坂ストリングス。
ストリングスで使われるシーンはたくさんあり、
タイムリミットギリギリセーフで録音終了でした。


IMGP6658.jpg


映画のクライマックスでは、
クワイア(合唱)の皆さんが大活躍です。


IMGP6675.jpg


スーパーロウの男性の皆さんの声のフェードをあげることにより、
厚み、広がりが出ます。
まだ完成されていない、絵と重ね合わせて見るだけで胸が高鳴りますので、
劇場で見たらどうなるでしょう。
楽しみです。

これに効果音も入るので、
そのバランスが難しいと、スタッフさんがおっしゃっていました。

ギター今泉洋さん。
ひずみものでかっこよく。


IMGP6688.jpg


住友は、ピアノ、そしてメロディカも吹きましたよ。
可愛い音色でスタッフ一同、癒されていました。
どんなシーンで使われるのか、映画を楽しみにしていてくださいね。


IMGP6695.jpg


ブラスチーム、とにかく最強でした。
アクションシーンでの迫力に凄みが増します。


IMGP6701.jpg


Tubaの佐藤潔さんは、買い出しに行っている間にあっさり終わってしまって、
写真が撮れませんでした。
ごめんなさい。

トリはVo Remiさん。
遠くで女神さまが歌っているような聴こえ方になりそう。


IMGP6705.jpg


監督を囲んで。


IMGP6699.jpg


さらに、レコーディング翌日から数日かけてTDを行いました。





別スタジオに移って、恒例の孤独な作業が続きます。
いい音楽、いい映画をお届けするために、
妥協は許されません。

4/18(土)公開の劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、どうぞお楽しみに!

 

関連記事

staff blog

検索
New Releases

PAGETOP