今日はある映画をご紹介します。それは、ロシアの鬼才、 アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」。
近未来のロシア、舞台はその惑星ソラリスの調査にあたる宇宙基地。 ・・・そう、SFです。しかしながら、最近のSF映画には欠かせない特撮や、CGといった類のものとは一切縁がない作品で、映像の美しさや、ストーリーのおもしろさ、 深さなどはまさにタルコフスキーならではといった感じです。
この作品を最初に観たとき、僕はあるひとつの仏教用語をおもいだしました。それは般若心経の一節で「色即是空」でした。何が現実で何が真実か、また何が幻で何が偽りか、皆さんこの映画を観て大いに悩んで下さい。ちょっと笑ってしまうのは、近未来の高速道路のシーン、実はその当時の日本の首都高なんです。見覚えのある景色が出てきます。
それではお楽しみ下さい。たぶんその辺のレンタルビデオ屋さんでも探せば見つかると思います。